2014年03月27日
落ちこぼれなくみんな同じように・・・畠山正直
麗しい人の和の尊重にも、その陰にかわいそうな有能者を作るという残酷さがあります。
「落ちこぼれなくみんな同じように」の集団の和の追求は、いわゆる護送船団方式で、一足す一を二以下にしない方法と言えるでしょう。
この方式は、世の中が右肩上がりの成長を続けているときには有効でしょうが、今日のような激動の時期に、最も船足の遅い船にスピードを合わせた集団活動が、厳しい競争に勝てるとはとても思えません。
とはいうものの、無能者を置いてきぼりにする、つまり切り捨て方式が日本人のメンタリティーに合致するとも思えません。
おそらく集団のメンバーはリーダーの一挙手一投足におびえ、自分の持てる力を出せなくなるでしょう。
畠山正直(人材育成コンサルタント)
「落ちこぼれなくみんな同じように」の集団の和の追求は、いわゆる護送船団方式で、一足す一を二以下にしない方法と言えるでしょう。
この方式は、世の中が右肩上がりの成長を続けているときには有効でしょうが、今日のような激動の時期に、最も船足の遅い船にスピードを合わせた集団活動が、厳しい競争に勝てるとはとても思えません。
とはいうものの、無能者を置いてきぼりにする、つまり切り捨て方式が日本人のメンタリティーに合致するとも思えません。
おそらく集団のメンバーはリーダーの一挙手一投足におびえ、自分の持てる力を出せなくなるでしょう。
畠山正直(人材育成コンサルタント)
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